先週は奇跡的なお天気日和りが続きました♪
それはそれは懐かしい太陽の恵み。 冬が始まってから1週間以上も太陽が顔を出し続けてくれた事は一度もありませんから! ここサンセバに住んで1年が過ぎ、何よりも貴重に感じるのが晴れ渡った雲一つない空。 朝目覚めたとき、窓を通して入ってくる光を感じたら、私にとってその日はとても貴重な1日。 最初の頃はお天気の良い日に街中の至る所でお散歩をする光景が少し不思議に思えたのですが 今は私もバスク人のおじいちゃんおばあちゃん達のように、日光浴をしにせっせと外を出歩いています。 いつものお散歩コースには春の兆しが感じられ、お目当てのお花も満開に咲いています。 みなさん、このお花の種類お分かりですか~? 桜?桃? ではなくて、実は・・・アーモンドのお花なんです☆ 一見桜の花びらと似ているので最初の頃はすっかり騙されていました。 日本を感じさせる桜を近くで見れて嬉しいナ~と、勘違いの喜びに浸っていた私*** 桜や桃と姉妹のようなアーモンドのお花と出会えてなんだか得した気分♪ もちろんサンセバには桜の木もあり、今が見頃となってきました。 どちらにも負けず劣らず華やかで、春の訪れを知らせてくれるアーモンドの木は地元でも人気があるようです。 スペイン流のお花見というと、さすがに日本のようにお弁当を持参してワイワイ賑やかに過ごす事はしませんが、 本を読んだり、お達とおしゃべりしたりと、のんびりと春のポカポカ陽気を楽しむといった過ごし方。 日本もそろそろ桜の開花時期ですよね。 ライトに照らされた夜桜も情緒があって素敵だったナ~。 とても懐かしくなってきました! しばらくは日本に想いを馳せながら、スペイン流お花見を楽しみたいと 思っています♪ *アーモンドについての豆知識* バラ科サクラ属で原産は地中海地方。スペインでは2月下旬から 3月中に花が咲きます。 種の中にある仁と呼ばれるものが食用アーモンド。 8月下旬~9月が収穫期。 ☆春のスイーツ☆ #
by asabagel0404
| 2009-03-25 05:56
| バスクLife
サンセバから車で30分足らずのフランスバスク。
バスクの独特な雰囲気とフランス特有の洗練さが融合された街並みは いつ訪れても期待を裏切らず、田舎と言えども十分にフランス文化を味わえる場所として、 私の憧れの地の一つとなっています。 反対に現地のフランス人達が憧れる場所としてサンセバがよく候補に上がるのも事実。 両国の良いところを味わえるのは国境沿いに住んでいる一番の醍醐味かもしれません♪ さてさて、今回はフランス料理を堪能できるレストランをご紹介しますね☆ フランスバスクはスペイン側に比べるとミシュランの星の数こそは負けてしまいますが それでもやはり本場!本格的なフレンチを堪能できるレストランが多々あります。 残念ながらまだまだ開拓中の身ですが、美味しい!と思ったレストランをこれからどんどん 紹介できたらなと思っています。 レストランを決める際にはケンチョス愛用のミシュランガイドが手放せません。 ← こちら、フランス版は今年で100号目という記念すべき一冊。 実はまだ入手できてないんです、早く買わなきゃ~♪ もちろんスペイン版も内容が充実していて、旅のお供になくてはならない一冊。 東京版も気になります*** ☆☆☆ミシュランガイドについてはこちらをどうぞ☆☆☆ 今回のレストランは、チョコレートの発祥地として知られるBayonne(バイヨンヌ)にあります。 Nive川沿いのPetitBayonne側に控えめに佇むレストラン “Le Bayonnais” バスク地方のロゴマーク"Lauburu(ラウブル)がエントランスの扉下に 施されたとてもおしゃれな外観。 思わず中を覗きたくなる雰囲気を醸し出しています。 中に入ってみると ほっと安らぐ暖色系の落ち着いた印象。 バスク織りのテーブル クロスやラウブルの ロゴ入り小物など、 センスのよい内装が 目を楽しませて くれます。 期待に胸膨らむお料理の内容はと言うと*** さすがはミシュラン推奨のビブマーク付きだけあって素材やソース全てにこだわりが感じられます。 繊細で丁寧に作られた素晴らしいお料理の数々は舌鼓をうつほどの美味な味に仕上がっていました。 またボリューム満点でお値段もそれほど高くないところが嬉しいです♪ デザートはりんごとパイナップルのクレープをチョイス。 ガレット贔屓の私ですが、久々にモチモチっとした食感 のクレープを食べたとたん心変わりしそうになりました! 地元のチョコレートを使用したフォンダンショコラも絶品♪ 食べ終わる頃には心もお腹も満たされ大満足です。 夜のコースは、前菜、メイン、デザート付きでなんと17€ とっても安いですよネ!! アラカルトも12~20€前後でリーゾナブルな設定です。 バイヨンヌの穏やかな雰囲気を引き立たせているNive川沿いに建つ 好立地な場所にありアクセスも簡単です。 昼時は観光客が賑わい、夜になると川岸から見えるシンボルの カテドラルがライトアップされて幻想的な風景に一変します。 夜になるほど賑やかな街へと変化するサンセバとは対照的に、 静かでムードある夜を過ごすのには最適なフランスバスク。 月に1度は国境越えをして、プティフランスを味わえればいいな~☆ ★Le Bayonnais★ 38, Quai des Corsaires 64100 BAYONNE / TEL: (33) 05 59 25 61 19 #
by asabagel0404
| 2009-03-13 05:50
| 美味しいRestaurant
バスクには代表的な地酒が2種類あります。
以前にも紹介しましたがTxakoli(チャコリ)と呼ばれる海側のバスク地方で作られている微発砲性の白ワインと 山側で作られるSidra(シードラ)と呼ばれる林檎を原料とした発泡酒。 シードラは1月から5月にかけてがベストシーズン。今がまさに飲み時の季節!ということで 2週連続で新酒を味わいに行ってきました。 行った先はサンセバから南へ約15Kmの郊外Astigarraga(アスティガラガ)にあるZapiain(サピアイン)という伝統的な シードレリア(醸造所経営のレストラン)。 お店の中に入ると既にたくさんの常連客で賑わっていました。 ここは伝統的な立食形式。 メニューはどこのシードレリアも同じで 1品目:バカラオ(塩ダラ)のトルティージャ 2品目:バカラオとピーマンのコンフィ 3品目:メイン料理チュレトンの炭火焼(骨付きロース肉) デザート:バスク産イディアサバルチーズと胡桃。 そして飲み放題のシードラというのが定番コース。 料金は1人30€前後。 お肉とお酒をたくさん堪能したい方におススメです♪ レストランの半地下にシードラの醸造室があり、巨大な酒蔵樽が 何個も並んでいます。 樽によって味が異なるので、自分の好みの味はあの樽だな~などと 違いを楽しんだり友人や他のほろ酔い気分のお客さんと感想を 言いながらワイワイ飲むのがシードレリアでの楽しみ方の一つ。 グラスが空になると、「チョーチ」というバスク語のかけ声をかけられ、すぐにもう一杯注ぎに行ってはまた次・・・を 繰り返してひたすら飲む→食べる→おしゃべりが続きます。 この頃から一緒に来ている友人誰もが他のお客さんとも仲良くなって醸造室でさらにおしゃべりに花が咲き、 気がつくといつの間にか友達が増えているという状態に。 とにかく陽気な空気が流れている店内。 バスク人といち早く仲良くなるコツはお酒を酌み交わす事かもしれませんネ! 醸造室には樽の前にシードラを注いでくれる担当の方がいて、お客が来ると樽の栓を抜いてくれます。 グラスを直接樽の前まで持って行き、栓から出たシードラを低い位置でグラスに受けます。 受ける時にグラスを少しずつ上に持って行き1/4ほどまで入ったら後ろの人に交代。 グラスに注がれる時に空気に触れる事で酸味豊かな味に変わるのがポイント。 ボトルでもこの樽の原理を活かして、高い位置からグラスに注ぎます。 前の人とのタイミングを見計らってのシードラ受け、少しドキドキ感があってエンジョイできますヨ*** もうほろ酔い気分を通り越し、完全に酔いが充満した頃に、メインのチュレトンが運ばれてきました。 店内にはチュレトンを焼くための炭火焼コーナーが あります。 炭火で焼いたお肉はとてもジューシーで、 ボリュームもすごいのでお肉好きにはたまりません。 焼き加減は基本的にレアーなので、苦手な方は好みの焼き加減を事前にオーダーすることもできます。 見てくださいっ、この迫力満点のボリューム! 一皿1キロもあるチュレトンを5皿・・・合計11人で完食です! きりっと林檎の酸味が効いた爽やかなシードラと粗塩で焼いた チュレトンとの相性は抜群です。 チュレトンはサンセバの有名レストランにも数多く卸している お肉屋さんTxogitxu(チョギチュ)から仕入れている良質の お肉を使用しているそうです。 この時期だからこそ楽しめるシードレリア、毎年新酒巡りをする事になりそうな予感がした1日でした。 ★Zapiain★ Rekalde Etxea 20155 ASTIGARRAGA Tel.:(34)943 33 00 33 #
by asabagel0404
| 2009-02-28 05:21
| 美味しいRestaurant
春の訪れを伝えてくれるチューリップは見ているだけでなんだかワクワクと幸せな気分になります♪
雨続きでお部屋も暗く寂しい印象になってしまっていたので、オレンジ色のチューリップが元気づけてくれました。 お花があるだけで家の中がパッと明るくなりますよネ! 春先にお花屋さんでチューリップを見つけた時には、一年ぶりの再会のような!? 懐かしさと嬉しさで一人でも顔が微笑んでしまうぐらいのチューリップファンなのです。 近所にもたくさんお花屋さんがありますが、ヨーロッパらしく洗練されたフラワーアレンジやブーケ、スペインらしい明るい原色のお花など種類も豊富で目を楽しませてくれます。 みなさんはチューリップの花言葉ってご存知ですか? 意外と知られていないかもしれませんね。 実は、“愛”なんです。 お花の色によってもそれぞれ花言葉がつけられています。 例えば*** 赤:愛の告白/ピンク:真実の愛/黄:実らぬ恋/白:思い出の恋、新しい恋 等々 花言葉を知っていると、そのお花に愛着が湧いたり、プレゼントとして渡す時には相手を喜ばせる効果もあるので 前もって調べて買うようにしています☆ いつも見ているサイトをご参考までに載せておきますネ→花言葉事典 #
by asabagel0404
| 2009-02-18 05:24
| バスクLife
スペイン人の老若男女が好んで食べる軽食と言えば・・・
Bocadillo(ボカディージョ)と呼ばれるスペイン版サンドイッチ。 フランスパンにTortilla(トルティージャ:スペイン版オムレツ)や生ハム、チーズなどの食材を挟んだもの。 初めてスペインを訪れた時に真っ先に口にしたのがピンチョスとこのボカディージョ。 どこのBarでもみんな大口を開けてパクパクと食べている姿がなんだかスペイン人らしくて、気取らない人種だな~と 親近感が湧いた瞬間でした。 今では私も地元人のように一目も気にせずパクパク頬張っています♪ 食べ応えがあって値段もお手頃なところが市民の強い見方。 食べ過ぎに注意なんですけどネ!バスク人の見事な?お腹になっちゃいそうなので*** ここ最近もまた、悪天候が続いて外出がめっきり少なくなってBarにも足を運んでいなかったので 恋しくなったボカディージョを久々に食べに行ってきました。 お天気は相変わらず味方をしてくれず、強風&大雨でしたけれど・・・。 最近お気に入りの旧市街にあるお店 「JUANTXO(フアンチョ)」へ。 お値段、味、ボリューム全て納得の 一品。 創業50年以上続く老舗として、知らない人がいないほど。 基本メニューは数種類のTortillaの 中から好きなものをオーダーする仕組みになっています。 今日はBacalao(バカラオ:タラ)と生ハムにしました。 ふわっふわのTortillaに塩の効いた バカラオ、生ハムがとても合っています。 お値段はなんと、高くても3€代。 ハーフサイズもOKですヨ。 お店自体は飾り気がなく素朴な雰囲気。 気取らないバスク人が好みそうな内装です。 店内はとても狭いですが、テーブル席もあります。 座ってゆっくり楽しみたい方は食事時を少し避けて行かれるのがBestかもしれません。 いつも満席状態との事なので要注意です。 お値段が安いせいか若者が多く、ペロっと平らげてしまう 姿にはさすが!という印象を受けました。 余談ですが、スペイン式Barのマナーとして、食べた後の ペーパータオル等のごみ類は全て床にポイポイと捨てていくんです。 最初の頃は日本の清潔な環境に慣れているせいか、 居心地が悪かったのですが(今でも抵抗はありますが!) 郷に入れば郷に従えと自分に言い聞かせて私もポイポイ行為をしています。 お掃除するお店側にしてみれば楽だということなんですが、これは日本では考えられない事ですよね~。 今回は女性3人で2つオーダーしましたが、食いしん坊な私でも最後にはギブアップ寸前! よーくお腹を空かして行かれる事をお勧めします☆ ★JUANTXO★ Calle de Embeltrán 6 Donostia-San Sebastián , Gipuzkoa, Spain/TEL:(34)943 42 74 05 ※旧市街内にあります #
by asabagel0404
| 2009-02-08 03:52
| 人気のBAR
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